せっかくのキャンプなのに天気予報は雨。でも、大丈夫。コツさえ掴めば雨でもキャンプは楽しめます。
今回は雨の日のテント撤収のコツや、ブルーシートなど雨の日のキャンプに大活躍の便利グッズをご紹介します。
しっかりと事前準備をして雨の日のキャンプをエンジョイしましょう!
雨の日のキャンプで撤収するときのコツは?
雨の日のキャンプで一番困るのがテントの撤収です。
もし撤収時に雨が降っている場合のコツとしては、テントを屋根代わりにして、まずはテントの中の荷物を車に積み込みましょう。
この時、車をできるだけテントに寄せると雨に濡れにくくなります。
テントの中をすべて片付けたら最後にテントをたたんで終了となります。
もし車をテントに寄せている場合は、テントをたたむ前に車は元の場所に戻しましょう。
テントをたたむ時に車が近くにあると、テントの骨組みが車に当たって、車を傷つける事があるので、注意しましょう。
テントの撤収までできてホッとしたのも束の間、びしょ濡れになった巨大なテントはどのように扱えばよいでしょうか。
テントは濡れたまま放置しておくと、カビが発生してしまうので絶対にやめてください!
濡れたテントはきちんと乾かしてしまう必要がありますが、キャンプ場のチェックアウト時間があるので撤収のタイミングで雨が降っていると濡れたまま持ち帰るしかありません。
そこで濡れたテントを持ち帰るのに便利なグッズが、100円ショップで売っている90Lの巨大ゴミ袋です。
びしょ濡れのテントでもゴミ袋にすっぽり入るので、濡れたまま一気にたたんで、そのまま車に乗せてしまうのがコツです。
ゴミ袋に入っているので、車内や他の荷物が濡れる心配もありません。
上級キャンパーの中には濡れものを入れる便利グッズとして、アウトドア用のビニールバッグをおすすめしている方もいらっしゃいますが、価格が1万円程するため、キャンプ初心者さんであれば100円ショップのゴミ袋で充分かと思います。
100円で7、8枚入っていますので1シーズン使えますし、我が家の場合は少し多めに持っていって、洗濯物入れとしても使っています。
今後キャンプへ頻繁に行くようになったら、バッグ購入を検討してみても良いと思います。
雨に濡れたテントを撤収したあとに乾かすコツは?
次に持ち帰ったあとの濡れたテントの対処方です。
先程も書きましたが、テントは濡れたまま放置しておくとカビが生えます。
高額なテントが台無しになるので、濡れたままでしまうのは絶対にやめましょう!
キャンプ場から自宅へ持ち帰ったら、広げてできるだけ早く乾かすのがテントを長持ちさせるコツです。
とはいえ、テントを干せるくらい広い庭やベランダがあれば問題ないですが、我が家のように賃貸の集合住宅の場合は共用スペースに広げて干すわけにもいかないので、結構深刻な問題です。
そこで雨に濡れたテントを乾かすために、我が家で思いついた方法は2つ。
テントを干せる公園が家の近くにあるか事前に確認しておく
1つ目は公園で乾かすです。
大きな公園には管理事務がありますので、そこに電話して「テントを乾かしたいのですが、公園にテントを広げて干しても大丈夫ですか?」と確認しましょう。
我が家の近くには「いいですよ〜」と言ってくれる公園があったので、広場の一角を遠慮なく使わせて頂いています!
テント乾燥サービスのあるお店が近くにあるか事前に確認しておく
2つ目はテント乾燥サービスを利用するです。
こちらは有料になりますが、大型スポーツ用品店などでテント乾燥サービスをやっているお店があります。自宅の近くにそのようなお店があるのかも事前にチェックしておきましょう。
多少お金はかかりますが、テントにカビが生えて買い換える事を考えたら、安いものです。
またシーズンの最後などはテントを長期間しまったままにするので、しっかり乾燥させてしまっておけば、次のシーズンも気持ちよくキャンプへ出かけられます!
これらの事前準備をしているか、そうでないかで、キャンプで雨に降られた時の気持ちの余裕が変わってくるので、しっかりとコツを掴んで、準備や確認しておくことをおすすめします。
雨の日のキャンプの必須アイテム
キャンプへ行く日の天気予報が雨だったら、次の3つのアイテムを忘れずに持っていきましょう。
- 雨具(レインコート、カッパ等)
- ブルーシート
- 巨大サイズのゴミ袋
「雨具」の選び方
まずは雨具の選び方をご紹介します。
キャンプ場に到着して、いざテントの設営と思ったら外はザーザー雨。テントの設営は傘をさして作業するわけには行かないので雨具がないと全身びしょ濡れになります。
そこで雨具が必要となります。
レインコート(いわゆるカッパ)は100円ショップでも買うことができますが、おすすめは上下セパレートになっているレインウエアです。
テントの設営(撤去)は結構体を動かしますので、しゃがんだりしても突っ張らない、ほどよく可動域がある動きやすいレインウエアがベストです。
また夏場は雨が降ると湿度が一気に上るので、蒸れない対策がされているレインウエアがおすすめです。
上下セパレートのレインウエアはワークマンやホームセンターなどで比較的安価に購入できます。
また雨具に加えて、ツバのある帽子(野球帽のような形)があるとフードを被った際に、直接顔に雨が当たらないので視界が確保できます。
雨の予報に関わらず、山の天気は変わりやすくアウトドアでは突然雨が降ってきたり、最近だとゲリラ豪雨に遭遇することも珍しくないので、キャンプへ行く時には晴れの予報であっても雨具の準備があると安心です。
雨の日のキャンプにあったら安心「ブルーシート」
水はけが悪いキャンプ場や、雨の量が多い場合、テント中まで水が染み出して来る事があります。
「朝起きたら水たまりの中にいた!」なんていうことの無いように防水対策はきちんと行いましょう。
アウトドアショップではテント用に防水のグランドシート(下敷き)も販売していますが、それほど大きくないため大雨の場合グランドシートの上に水が入り込んでしまう事があります。
そのため大雨やゲリラ豪雨の予報が出ている日のキャンプや、雨が降った翌日にキャンプに行く場合には、テントの中に染み込まないように、ブルーシートを一番下に敷いて、その上にテントを設営することをおすすめします。
ちなみに我が家の雨の日キャンプのコツは、テントよりも一回り大きいブルーシートの四隅を地面より高く持ち上げて、S字フックでテントに引っ掛けることで、テントの中に水が入り込むのを防いでいます。
雨の日のキャンプをキャンセルできる?
準備はさておき、どうしても雨に濡れるのが嫌という場合には、キャンセル料を支払ってキャンプの予約をキャンセルしましょう。
雨に濡れるのが嫌いな方や、また春、秋は雨が降ると一気に気温も下がるので、無理にキャンプをして体調を壊しては、元も子もありません。予約したキャンプ場のキャンセル規定を確認し、キャンセル連絡をしましょう。
ほとんどのキャンプ場が事前キャンセルであればキャンセルの時期に応じて、代金の20%〜80%程の負担でキャンセルできます。当日キャンセルになると100%負担になる場合が多いので、週間天気予報を確認して、数日前には行くor行かないの決定をしておいた方がよいですね。
また台風が直撃するなど荒天の場合はキャンプ場の判断で、キャンセル料無しでキャンセルできる場合もあります。
キャンプ当日の天気予報が荒天だったら、キャンプ場のホームページを確認するかキャンプ場へ問い合わせを行いましょう。
まとめ
せっかく予約したキャンプの日が雨の予報でも、しっかりと事前準備をして設営や撤収のコツさえ掴めばキャンプは楽しめます。
キャンプ当日が雨の予報だからとがっかりせず、雨の音を楽しみながら美味しいコーヒーやお茶を飲むのも良し、テントの中でのんびり読書や昼寝をするのも良し、日常の慌ただしさから開放されてゆっくりと時間が過ぎていくのを満喫しましょう。
どうしても気分がのらない時は、無理せず早めにキャンセルの連絡をしましょう。
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